※「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」に関わる作品のネタバレが多少ありますので、ご注意下さい。
るろうに剣心
「るろうに剣心」とは、週刊少年ジャンプにて
「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」(るろうにけんしん-めいじけんかくろまんたん-)
として連載されていた、少年漫画。
日本の幕末~明治10年頃が舞台。
剣客「緋村剣心」が「流浪人」(るろうに)として全国を放浪する中で、出会った仲間たちと一緒に、過去の宿敵や平和を脅かす者たちと戦い「明治」の時代を守っていく物語。
原作後半の「主人公の過去」を主軸にした話は、少年漫画にしては重く、暗く、読者も考えさせられる深いストーリーである。
略称は「るろ剣」
私、るろ剣の大ファンでして…今回は「るろ剣×栃木県」と題して、両方の意外な繋がりを紹介します!!×
「るろ剣」の中でも特に人気の【京都編】を
主人公「緋村剣心」と悪のカリスマ「志々雄真実」と併せて、簡潔にご紹介していきます。
伝説の剣客
主人公 緋村剣心(ひむらけんしん)
- 身長158㎝
- 体重48㎏
- 一人称「拙者」
- 語尾 「ござる」
- 口癖 「おろ」
- 特技 口八丁
痩せ型で小柄な男。女性と間違えられる容姿。
普段は、温厚で優しく、面倒見がいい28歳。
廃刀令があるにも関わらず、刀を携帯しているため、警官に追いかけ回される日々。
天然な性格もあり、周囲を苛立たせることもしばしば…
普段は、優しい人って印象が強い。
幕末の緋村抜刀斎
そんな優しい性格の「緋村剣心」は幕末の頃、維新志士側に属し、幕府の要人暗殺を専門とした剣客だった。
歴史上、表に名前が出ることはなく、裏の仕事をこなし続けていた。
剣の腕前は、最強。
「赤毛の長髪」「左頬の十字傷」は、剣心の特徴でもあり、その姿を見た者は生きては帰れない…
剣心の扱う剣術「飛天御剣流」(ひてんみつるぎりゅう)は、一対多数を得意とする古流剣術。
飛天御剣流を扱う剣心の戦闘力は、1000人力以上。
特に剣心の代名詞でもある「抜刀術」は、目にも止まらぬ速さで繰り出される剣技のことで、付いた通り名が「人斬り抜刀斎」
(幕末の剣心を知る者からは明治に入っても総じて「抜刀斎」と呼ばれる。)
「伝説の剣客」は、幕末と明治ではまるで別人です。ちなみAB型。
抜刀斎の心境と変化
剣心は、多くの命を奪い続ける。
ある時、暗殺を繰り返していく中で、剣心の身に忘れられない出来事が起こる。
それを機に「人を殺める」ことに抵抗感が増していき、新時代が来たら「人を斬らない」ことを考える。
それからの剣心は「逃げるなら見逃す」と標的以外は、深追いをしなくなる。
抜刀斎の最期
日本最大の内戦「戊辰戦争」の初戦となる「鳥羽・伏見の戦い」では、
剣心も裏の世界から駆り出され、前戦で活躍した。
そして、維新志士側【新政府軍の勝利】と共に剣心は刀を捨て、人知れず姿を消す。
その後の内戦には姿を見せず、見届ける形で新時代を迎えた。
新時代【緋村剣心】
剣心は、新時代で新たな刀を手に入れ、誓いを立てる。
人を斬ることの出来ない刀「逆刃刀」(さかばとう)と
どんな悪党も殺さない「不殺の誓い」(ころさずのちかい)である。
本来、争い事を好まない性格の剣心は、多くの犠牲者の元に迎えた新時代の姿を自分の目で見て回ることにする。
過去に行った数多くの「人斬り」に対する苦悩と答えを探しながら、
目に映る困っている人々を助け、贖罪の旅を始める。
そして、10年後、剣心は東京に辿り着く。
…(本編へ)
ダラダラと長くなってしまいましたが、これでもだいぶ端折った説明です。笑
幕末が残した悪鬼
志々雄真実(ししおまこと)
- 一人称 「俺」
- 座右の銘 「弱肉強食」
- 嫌いな物 「弱い者」
- 「もう1人の人斬り」
全身に火傷を負っているため、全身包帯で巻かれた姿の男。(ミイラみたいな)
自分自身を「極悪人」と呼び、悪を悪だと自覚して悪いことをする悪い人。
「弱い者は強い者の糧になるべき」という考えを持ち、剣心とは真逆の思想である。
幕末に剣心が裏から表の世界に移った際に、剣心が行って来た暗殺業の後継者となった、維新志士に属していた人物。
剣心と同等の剣の腕、頭の回転の早さと称されていた。
しかし、剣心とは違い「底知れぬ野心と支配欲」を持っていた。
暗殺業を依頼する上で内部情報も多く知られていたこともあり、維新志士達から危険視されていた。
「志々雄を野放しには出来ない」と判断した維新志士達は、戊辰戦争の混乱に乗じて、志々雄に奇襲を掛け、殺害。
遺体に油を撒いて、火まで付けた。(剣心も一歩間違えば同じ扱いを受けていたかもしれない)
それでも志々雄真実は、生きていた。
志々雄は、自分を慕う部下や力量を試したい猛者を揃え、特攻部隊「十本刀」(じゅっぽんがたな)を結成し、日本国家の転覆を狙う。
これが【京都編】
志々雄真実の国家転覆を阻止すべく、剣心は京都へ向かう。
この【剣心vs志々雄】は、原作でも人気のある話です。
特に私が好きなシーンは…
- 「剣心が自身の欠けているものを見出す時」
- 「てめぇの物差しで語るんじゃねぇよ」
- 「終始、斎藤 一がカッコイイ」
多くの人を斬ってきた剣心だからこその【弱点】があり、それを克服する流れは、大人になった今でも影響のある話です。
正直、私の「るろ剣愛」は、こんなもんじゃありませんが、長くなるだけなので終わります。
剣心vs志々雄は、テレビアニメも力の入れようが半端なかった気がします。画がすごく綺麗でした。
「右か、左か、、、」
「左ぃ!!!」
実写映画化!
愛する「るろうに剣心」は、実写映画にもなっています!
そして、上記で話してきた原作での【京都編】に当たるのが
実写映画の【京都大火編】と【伝説の最期編】の2作品です。
京都大火編
斎藤一が志々雄真実の隠れ家へ乗り込むところから始まります。(重要)
多少原作と内容が変わっています。
- 東京で志々雄真実の暗躍を知る
- 京都へ向かう
- 道中いろいろな人を助ける
- 京都到着、大火の阻止へ動く
- 志々雄の軍艦に乗る
ざっくりとこんな流れです。
伝説の最期編
剣心が師匠・比古清十郎と再会するところから始まります。
- 師匠との修行(重要)
- 志々雄の軍艦に戻る
- 【4人vs志々雄】(圧巻)
- 最終局面【剣心vs志々雄】
終盤の4対1の戦闘シーンが大迫力過ぎて、相方の「しろ」と2回映画館へ行きました。笑
実写映画の撮影場所 in 栃木
原作では長編の【京都編】を実写映画では、2作品でまとめ上げているのが本当に驚きではあるのですが…
実写映画では【ロケ地】が存在します。
「るろうに剣心」に至っては、日本全国にあるのですが、
我らが栃木県にも剣心たちが来ました!
ということで、撮影スポットを栃木県宇都宮市に限定して、ご紹介したいと思います!!
大谷石資料館
【京都大火編】の冒頭のシーンで、斎藤一が志々雄真実の隠れ家へ侵入するところです。
燃えさかる?志々雄真実の隠れ家(厳密には志々雄が初登場した所だけ)が
【大谷石資料館】で撮影されています。
櫓を組んで撮影が行われたそうです。
【大谷石資料館】の詳細は、別記事でご紹介します。
こちらです→【宇都宮市】大谷石資料館【ロケ地&観光】
若竹の杜 若山農場
【伝説の最期編】で剣心が奥義を会得するために師匠・比古清十郎と修行をする金色の竹林が
この【若竹の杜 若山農場】になります。
緑色では無く、金色の竹林の中でのシーンは、とても印象に残っていましたが、
栃木県にあると知ったときは、かなり驚きました。まさか宇都宮だったとは…(失礼)
【若竹の杜 若山農場】の詳細は、別記事でご紹介します。
るろうに剣心×栃木県
るろうに剣心が時を経て映画化となり、
その撮影場所に栃木県も使われていたことが非常に嬉しく思います。
子供の時から好きな作品が自分たちの近くに来てくれた感覚です。
今回ご紹介した【大谷石資料館】と【若竹の杜 若山農場】は、
どちらも宇都宮市に位置し、両方とも近い場所にあります。
私たちの詳細記事で事前情報を得て頂き、ぜひ足を運んでみて下さい!
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