【地域限定】お香典はなぜその金額?【具体例付】

お葬式の話は、地域や葬儀社によって全く内容が異なります。すべての方にあてはまる内容ではありませんので、ご了承下さい。

目次

お葬式にはお金を持っていく

お葬式に行く(参列・会葬)=お香典(お金)を持って行く

親戚の人、近所の人、会社の同僚のご家族…のお葬式に行く時、大人はお金も持って行くんですよ。

Q.なぜ、お金なの?

A.遺族はお金が1番助かるから!笑

昔は、お線香を持ち寄ったそうです。

だから袋に「御香典」(お香奠…香を捧げる)って書くらしいですよ。

基本的に神葬祭(神社でのお葬式)の場合は、お香を使いませんからね。何を持ち寄ったのでしょうか…逆に教えて欲しいです。

ただ!神社でのお葬式でも自宅やお墓では、お線香を使う地域もありますよね。

話が逸れました。

お線香がいつの日かお金になったのですね。

お金に変わったのはナイスですよね!

今は、お線香も安価で購入できますし、お線香ばっかりもらっても嬉しくな…いや、助かりますけどね!

いろんな匂いのお線香が集まって…助かる助かる。

お香典は貸し借り

しかし、お金を渡すってちょっとハードルが高いですよね。

それでも「昔からの付き合い」で、お香典は貰っても返すものと言われています。

お葬式に行く前に、過去に自分の家でお葬式を行なっている場合は「香典帳」を引っ張り出して、自分はいくら貰ったのか…を確認して、渡す金額を考えます。(普通同じ金額ですね)

この金額が問題なんです。

金額の問題

大手葬儀社様のサイトを見ると

  • 「故人が両親なら〇〇万円〜」
  • 「故人が両親の兄弟なら〇〇円~」
  • 「同僚の両親なら〇〇円~」

という具合にネット検索をすると故人との関係性によって包む金額例は、たくさんあります。

今回、この記事で考えてみたいのは…

「なぜ、その金額なのか?」

ってところでございます。

なぜ、その金額なのか?

結論 「みんながそうだから」

つまり「地域性」が1番強いと言うことです。

会社関係であれば、会社で金額が決まっている場合もあります。

以上です。

これだとその金額の「本当の意味」がわかりませんよね。笑

お香典を出した後のお香典の流れ

まずは、お香典を出してからの流れです。

一般的にお香典を受付に出すと、一度受付で預かります。

葬儀社によっては、袋からお金を出して袋とお金を別々にまとめる場合と、

袋の中のお金は触らずに、袋のまま家族(遺族)にお返しする場合に分かれると思います。

そして、家族は家に持ち帰り、お金だけ別にして管理するようになります。

同時に「香典帳」(お香典を持参された方の名前と金額が一覧で掲載されている物)に目を通すわけです。

お香典と返礼品

お香典を受付に出すと「返礼品」(お金に対するお礼)を頂く場合がほとんどです。

返礼品は地域性がガッツリ出ます!

お茶、海苔、梅干し…最近だと醤油、油など調味料が増えてきましたかね。

東京だとクオカードがお礼の品と良く聞きます。都会ですね。

田舎は大きくて重い現物支給が好まれますね。笑

基本的に「返礼品」は、「お香典」を受付に出すと「家族からのお礼」として用意をされています。

返礼品は1個〇〇〇〇円

返礼品は、1個○○○○円と金額がもちろん決まっています。

返礼品は使えば使うほど、「返礼品使用数」という形で、遺族は葬儀社への支払う金額が増えていきます。

1個3,000円の返礼品を参列者へ100個渡すと…返礼品の請求額は「300,000円」

驚愕ですよね。返礼品だけで300,000円(あくまで例です。)

さ、お香典と返礼品の話をしました。

お香典と返礼品の実例

お香典の金額を5,000円と決めて、1個3,000円の返礼品を貰ってみましょう。

遺族に残る金額は…

5,000 - 3,000 = 2,000円 残ります

お香典の金額が5,000円の人が10人いた場合

5,000 × 10 - 3,000 × 10 = 20,000円 残ります

それでは、100人いた場合…

5,000 × 100 - 3,000 × 100 = 200,000円 残ります

それでは、1,000人いたば…あ、もう大丈夫ですか?

返礼品の金額をみなさんがお持ち頂くお香典の金額が超えていると、あとは参列者が多ければ多いほど、遺族へ残る金額が多くなります。

え?商売みたい?何を言っているんですか?

逆にお香典の金額が返礼品の金額を下回っていると…

2,000円 × 100人 - 3,000円 × 100個 = -100,000円 (赤字)

↑これは最悪ですね。私が住んでいる地域ではありえません。

地域によってはあり得るかもしれませんが…

だから、その金額なのだ

上記では、返礼品の金額がわかった状態で話をしましたが、実際は返礼品の金額なんてわかりません。

だから地域や組織で決まっているお香典の金額を用意するのです。

逆に葬儀社も遺族に返礼品を決めて貰うときに相場をお伝えしています。

「みなさん、選ぶのはこの辺ですよ~」「え?こっちは高いですよ!?いいんですか?」

葬儀社は、地域の方でしたら、おおよそ包まれる金額がわかりますから。遺族に損はさせません。

もちろん場合によっては、相場より返礼品の金額を落とす提案もしますよ。

正直な話、お金が無い方もいますからね。

返礼品1つ決めるのにも、いろいろなケースがあり、いろいろ提案します。笑

今回は、香典の金額が何故その金額なのかを実例と一緒に話してみました。

ぜひ、参考にいして頂ければと思います。

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